ただの行方不明ではない:特定失踪人とは何か

失踪人といえば、行方が分からなくなった行方不明者のことを指して使われる言葉ですが、特定失踪人となるとその意味合いは変わってきます。特定失踪人とは、行方が分からなくなった人の中で、北朝鮮による拉致により行方が分からなくなった可能性を否定できない人のことを指して使われる言葉です。有名な横田めぐみさんなどは、拉致が確定しているので「拉致被害者」として認定されていますが、北朝鮮が認めていなくても、拉致の可能性がある人たちは特定失踪人として認定されます。認定が行われるのは、2003年に設立された民間団体「特定失踪者問題調査会」により、失踪した関係者からの依頼を受けて調査・発表された場合です。特定失踪人の数はのべ470人にものぼり、特に1970 年代から80 年代にかけて起こったケースが多いです。特定失踪人も、その家族も年月が経つにつれ高齢化が進み、再会の希望が叶わず亡くなるケースが後を絶ちません。政府による1日でも早い問題解決が望まれてやみません。